なりふり構っていられない大学

科研費申請シーズンとなりました。

前の所属では半ばあきらめのようなものもあって、

申請書を出すことをそれほど強制されなかったのですが、

今の所属は強制してきます。

基盤B・省庁系の外部資金・企業との共同研究が既に走っており、

さらに財団系の外部資金にも申請していて、

仮に採択されても、研究を消化できないと言っても、

とにかく出せの一点張り。

無視すると後で禍根を残しそうだけれども、

こちらも本当に忙しくて、採択率10%台の萌芽に

1週間も時間を無駄にしたくない。

そこまでして間接資金が欲しいのかと思う。

多分無視だな。

 

あと、どこの大学もそうですが、ご多分に漏れず、

うちの学校もグローバル化を推進しています。

しかし予算がない。そこで、近くて学生派遣するにもコストのかからない、

K国との交流が盛んなのです。12月に行けと言われているのですが

国同士の関係がこんなだし、学生引率して行きたくない。

何かあったらどうするんだろう。

交流をやめると、組織としての評価ポイントが下がるので

それを防ぐためだけの交流。

一度数値目標を立てると、とにかくその達成だけに目が行ってしまうのは

組織としては仕方がないのだろうけれども、もう少し柔軟に対応できないものか。

 

どこもいろいろと問題がありますね。

東大とか理研に行けば気持ちよく研究に集中できるのかな。

でも、そういうものでもないでしょうね。

 

とりあえず、論文を早く投稿しよう。