身の丈に合わないものを買わないとラクになる

 研究の話なんですが、ちょっと予算があまりそうだったので、その予算を申請したテーマにも使えるけど、別に無くても研究はできて、なおかつ他の研究にも幅広く使えるセンサー(80万円ほど)を買うために支出を抑えていたのですが、先月辺りから予想外の装置の故障がたくさん出てしまい、この80万円を守るのが苦しくなってきました。超緊縮財政で行けば守れなくもないんですが、まぁ、今年提出する科研の申請書にも予算を盛り込んだし、今年無理して買わなくてもいいかという考えになりました。

 そう考えると、80万円というのはすごく輝いて見える!前述の通り、そもそもこの80万円が無くても研究はできるので、ある程度この予算を申請したテーマに沿うモノを買うにしても、この予算の使い道はかなり自由度が高いのです。今考えているのは、

・7年目に突入したレッツノートの買い替え

・研究室の各種ユーティリティ(水、ガス、圧縮空気)の配管ルートにバルブやら分岐を追加して並行稼働できる装置を増やす

・学生用のディスプレイを追加購入

・装置の消耗品を補充

・ちょっと精度の怪しい装置の計器を交換

・使いまわしているポンプをもう一機購入して、専用品化

・ちょっと気になるけど予算が少し不足で評価できなかった試料を外部機関で評価

といったところです。今年ストレスになってるのは、学生のケアレスミスで装置が壊れて思うように実験できなかった事なんですが、その遠因となったのはユーティリティでした。この装置を動かすときはこのバルブは開けろ、閉じろみたいなことは装置に張り紙してあるんですが、彼ら読まないんですよね。なので、どうやっても装置が壊わせないような仕組みを整備してストレスフリーな研究環境を作っていこうと思います。