働き方改革というか自己研鑽というか

 前の所属に顔出しに行ったときに元同僚が

「あの先生は本部の国際交流の仕事ばっかりに注力してまともに学内の仕事をやってくれない。」

と言っていました。「それは良くないですよね」と返したんですが、どこか心の中で引っかかるものがありました。一方、今の所属では人員が減る一方で仕事がどんどん増える傾向が加速しつつあり、学生指導やってる場合ではないということを前に書きました。それで思ったんですが、この国際交流の仕事ばっかりやって学内の仕事(教務)をやらない先生のやり方は一理あるなと思ったのです。

 というのは、やっぱり教育機関である以上、もっとも大切な利害関係者は学生な訳で、その学生の指導に手を抜いてはいけないのです。しかし教員個人の時間も有限である。じゃあどこに手を抜くかといったら、学生が関わらないところ、つまり教務の仕事も一つの選択肢だなと思ったわけです。たとえ同僚から疎まれても、学生指導には手を抜かず(教務の仕事は手を抜いていたけど、学生を海外に派遣したりする等、教育機会をたくさん与えていた)、校務に手を抜くのはある意味、強い覚悟が必要で、それをやり切っているというのは、同僚になってほしくないですが、決して頭ごなしに否定はできないと思いました。

 じゃあ自分はどうするかということなんですが、同僚に迷惑かけられるほど神経太くないので、今年は9-17時でしか所属機関の仕事はやらないことにしました。これを超えて取り組まないと出せないようなアウトプットは組織に提供しないことにしました。そうすればおのずと仕事が取捨選択されて無駄が無くなると思います。実際のところ7:30から20:00くらいまで職場にいるのですが、9-17以外の時間は自己研鑽をしようと思います。これを1年続けてみて、なにか成果が得られたらいいなと思います。