各試験科目への勉強時間配分(教養試験)(技術系国立大学法人試験情報5)
最初に書いておくと、私の一次試験の正答率は自己採点で教養40%、専門65%程度と言ったところです。事務系は教養試験しかないため教養60%以上が必要なようですが、技術系はこの程度でも通るようです。これを踏まえて教養の試験科目と勉強時間配分について妥当と思われる目安を示します。文系科目の配分は少ないですがゼロではありません。数的推理、判断推理の正答率が振るわなかった場合のバックアップとして文系科目全体に対して2割程度は取っておきたいところであり、そのためにはやはり軽く勉強しておくことは必要でした。
教養試験
法律・政治
1%:範囲が広すぎてちょっとやそっとでは戦力になる程度の知識は望めません。過去問500の解説だけ読んでおき、そのまま出たらラッキーという程度です。私の場合、ラッキーはありませんでしたが。
経済
5%:国家2種と比較するとかなり高い確率で出題されるのと、問題の質が似ているため短い勉強時間で点を取れる文系科目です。IS-LM曲線、所得効果と代替効果、クラウディングアウトあたりを押さえておけば1点はとれるでしょう。下の参考書も参考ください。 社会 1%:法律・政治同様。過去問500の解説だけ抑えて、あとは運任せです。
地理
1%:上と同様。
世界史
1%:上と同様。
日本史
1%:上と同様。
思想
捨てる
数学
3%:理系であれば落とすことはありえない難易度です。心配な人は過去問500の問題を一通り解いておけばカンを取り戻せるでしょう。
物理
3%:数学同様。
化学
3%:上と同様。
生物
3%:上と同様。
地学
3%:上と同様。
文章理解(英語、国語、古文)
10%:簡単ですが素早く解くには慣れが必要です。最初に選択肢を読んでから本文を読むクセをつけましょう。勉強法としては過去問500の英語、国語、古文を毎日2問ずつ解きましょう。
判断推理
30%:2大巨頭の1角。全勉強時間の半分以上を突っ込んで行きましょう。
30%:上と同様です。
資料解釈
5%:簡単だからこそ取りこぼさないよう、過去問はしっかり解きましょう。 ちなみに経済を勉強するならば下の2冊が解りやすくお勧めです。
試験対応 らくらくマクロ経済学入門
試験対応 らくらくミクロ経済学入門
文系の問題の中では比較的費用対効果の高い科目だと思います。とはいっても多くて3問くらいしか出ませんが。