電気が嫌い

 私、元をたどると機械系なんです。で、機械工学科選んだ理由が、電気が嫌いだったからなんです。なので、いまだに電気アレルギーがありますという話。

 

 ある企業に評価用の装置の”部品”をもらったんですが、測定部というか、ある力を測って、電気信号に変えるところまでの部品でした。なので、この信号を増幅したり、パソコンに出力させたり、電気信号と測定量の間の校正をする方法を考えたりしないといけない状態です。

 で、正確に信号電流を測らないといけないらしいんですけど、もう全然やりかたわかんないんですよ。

「電流?導線ちょん切って、テスター間に入れて測ればいいんでしょ?」

レベルです。企業の人が部品をくれた時に言ってることはさっぱり分かんなかったんですが、とりあえず

「シャント抵抗」

「四端子法」

というのがキーワードだということは分かりましたので、今日は一日中それを調べてました。

 電気の何が嫌いかというと、まず横文字が多いんですよね。リラクタンスとかインピーダンスとか。電気嫌いとしては電流・電圧・抵抗・オームの法則、百歩譲ってキルヒホッフの法則までにしてほしいんですよ。で、結局よく良く調べてみると、やっぱり電流・電圧・抵抗・オームの法則だけでわかるのに、なぜかインピーダンスとかオペアンプとか良く分からないことをグダグダ説明してサイトが多かったという顛末でした。

 それと、この手の調べ物でウィキペディアは全然役に立たないですね。四端子法の場合だと、このページなんですが

四端子測定法 - Wikipedia

式のところが意味不明。あと、図はどこで結線しているのやら全然わかりません。それに対してこちらはめちゃ分かりやすい。

低い抵抗値を4端子法で測定する方法(1) - しなぷすのハード製作記

そうそう、そういうことを知りたかったんだよ!という感じです。

 ま、しかし、わからなかったことが分かるようになるっていうのはちょっと快感ですね。電気工学科の1年生が習うようなことであっても。