大学構外の事故について大学が謝罪会見をするのはもうやめよう

 近畿大学の学生がサークルの飲み会で一気飲みして亡くなった問題。

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ご本人とご家族にはお悔やみ申し上げます。

 

 が、前々から思っていたが、大学の構外で起きた事故に対して大学が謝るのはもうやめた方がいいと思う。基本的に、大学は大学の構外での学生の行動に注文を付ける権限はない。にも関わらず郊外で起きた事故に対して謝罪会見を開かされるこの日本の風潮は異常だ。

 大学はサークルにお金を拠出して運営しているのだから、責任も同時に負うんだという意見もある。この意見には同調できない。だったら大学としてはサークルすべて廃止しますと言わざるを得ない。そうなると困るのは大多数の何の落ち度もない学生である。それではあまりにも学生がかわいそうだ、サークルは学生の人格形成に寄与するところも大きい、だから何とかサークルを維持しよう。という大学側の良心でサークルが維持されている。サークルにお金を出している大学が責任を取れという意見は、そういった良心を踏みにじるものだと思う。