やっぱり設計事務所のプランは違う3(完結)

 注文住宅をどこに頼もうか迷っている所なんですが、大手ハウスメーカーは営業を信頼できず、設計事務所はローンや土地探しなどのサポートが薄そう、ウ〇エル〇ストホーム(以下、WH)は営業と設計が力不足で、いずれも決定打にかけていた、そんな中で自分にも知識が付いてきて、ローンや土地探しのサポートの薄い設計事務所でもなんとかなるのではないかと考えるようになったというのが前々回の話で、前回は無印良品の家に、自分たちで考えたプランで見積もりを頼んでみたら、意外とプランの制約が少なくてよかったけど、とりあえず設計事務所のプランを待つことにしましたという話でした。


 で、ついに設計事務所のプランが出てきたんですが、もうすごいんですよ!要望を文章にしたり、絵にしたりしてパワーポイント10ページくらいにまとめて事前に渡しておいたんですが、本当にきっちり全部拾い上げてくれているんです。拾い上げられていないように見える所もきちんと理由を説明してくれるし、我々が見落としていた使い勝手の悪さも解決するプランを出してくれました。平屋で検討中なんですが、どうしても小屋みたいな形になりがちで、しかも駐車場と日照確保のための隣地との距離を取ったら、ほぼ正方形しか選択肢がないと思われた家の外形も、上手にメリハリをつけたものにしてくれました。あと、印象的だったのが光の入り方にも気を配っている所。ウチは私も妻も理系で、使い勝手しか考えていなかったのでハッとさせられました。まだ見積金額が出ていないのですが、多少オーバーしても多分この設計事務所に頼むことになると思います。


 ハウスメーカーの設計士は、まだ一人しかやり取りをしていないのでたまたまあたりが悪かっただけかもしれませんが、何かと言い訳が多いなぁという印象でした。こういうプランを提出しますけど、こういう欠点があります。それは追って詳細を詰めていく中で解決していきましょう的な。プロなら少なくとも分かっている欠点は解決したうえでプラン持ってくるのが当然だろうと思うのですが、どうもそうではない人が普通に仕事をしてしまっている業界のようです。設計事務所の設計士は、個人でやっているので、悪い仕事をすればあっという間にうわさが広がって仕事をもらえなくなります。そういう緊張感の差が仕事に反映されているのだろうと思いました。もちろん、ハウスメーカーの設計士全てを否定しているわけではありません。ただ、そういう人もいるので注意深く、良い設計士を探す必要があると思いました。