我ながら難しい性格

 このところ自分の将来を考えることが多いんですが、結局のところ自分がどういう状態になりたいかが分かっていないというか、決め切れていないのかなと思ってます。今日思ったのは、「みんなで楽しくあれこれ話をして、話を聞いて、一緒に何かに取り組んで、何か成果というかモノを作れる環境にいること」というのが自分の望む状態なのかなということです。それで実際にそういう状態に近いところにはいるような気がしています。

 しかし、人が集まればグループとしての知識が広く深くなるのですが、個人として考えると、自分の専門から遠い人や、考えの違う人も増えてくるので、話が伝わらなかったり、話を理解できなかったりするようになります。で、難しいのが、自分がすぐにクヨクヨする性格ということです。考え方が合わなくてちょっと人からキツいこと言われると、否定されると、相手の話についていけないと、笑って平気な顔してますが実は3日くらいは引きずっててクヨクヨしてます。受ける方だけじゃなくて言う場合も、ちょっと言いすぎたなとか、表現がまずかったなとか、あの発言で気分悪くしたんじゃないかとか、いろいろ考えます。つまり、みんなと一緒に仕事してみんなで成果を出したいけど、みんなと一緒に仕事するのがストレスになるという難しい性格(笑)。

 「実際にそういう状態に近いところにはいる気がする」というのは、具体的には科研とか共同研究で何人かのグループを組んで業績を出している点なのですが、どこかこうがっつり組み合っては仕事していないというか、なんか魂と魂の間に常に膜一枚残した付き合いというかそんな気がして、どこか寂しいような気がして、自分の理想の状態ではない気がするんですよね。業績も出てはいるけど相乗効果が出るには至っていないですし。

 うーん、ますます何をしたいのか訳が分からなくなってきた...。結婚する前の嫁さんと付き合ってた頃は毎日とても楽しくて、本音で何でも話せて、そういう膜が一切なかったと思うんで、もしかしたら理想に近い関係なのかもしれないけど、そういう関係を仕事仲間と作るというのは危ないというか、ちょっと違う気がするし。例えば、プロジェクトXとかに出てくるみたいな、例えば日本初の旅客機製造に向けてエンジニアが団結して、本音でガンガンぶつかって何か作り出すというのはいいなと思います。ただ、やっぱりガンガンぶつかったけど最後は仲直りして目標を達成できましたというのはテレビの世界だけであって、実際は意見の不一致でドロップアウトする人も多いと思うんですよね。それは大変気まずい。というか、昔の職場でそういうことがあって、相手をだいぶ怒らせたこともあって、それは今でもまだ引きずってます。

 あー、もう訳が分からん。幸せって何だろう。自分はどうなりたいんだろう。