公立の高等教育機関の個人研究費

 公立の大学の年間の研究費は50万円未満だそうだ。

newswitch.jpまぁ、そのうちゼロになるんでしょうね。ま、僕は外から稼いでくるので、ほとんど問題ない。殆どの工学部の先生はまず問題にならないでしょう。研究内容的に外から取ってきやすいので。

 ただ、その外から取ってきたお金を取り扱う制度に問題がある。外からお金を取ってくる場合、お金をくれる機関が研究期間内に全部お金を使うように明示する場合と、そこは特に明示しない場合がある。後者の場合は非常に助かる。なぜなら、外からのお金は確実に取れる保証が無いので、たまたま取れなかった時にそのお金を次年度に持ち越せば、研究室の財政をショートさせないで済むからだ。ところが、学内の規則で、先方の指定する期間内に使い切るようにせざるを得ないところが結構多い。学校によっては、残ったら学校が召し上げるというところもあるようだ。

 この学内制度は非常に腹立たしい。研究費を支給しない上に、外からの研究費の使用条件に勝手に制約を付けて、研究費を外から取れなかった場合、研究室の財政をショートさせてしまうからだ。その場合、どうやって教育するのかと言いたい。授業で配る資料を印刷するコピー用紙すら買えないではないか。まぁ、そのうちこの制度も修正されるのだろうと思うが(でないと、教育に差し支える)、こんな制度上の不具合を当たり前に直せない組織にあきれる。