オンライン授業がうまくいっている(教える側の観点では)

 人によっては毎回ZOOMなどを使っているみたいですが、私は講義を全部動画にしてMoodle経由で見させてます。動画の作り方としては、去年作った授業用のパワーポイントを静止画として使い、テキストをそのまま人工音声にしてくれるソフトを使って、スライドの静止画に声を載せてます。他の先生からは進んでるねと言われたのですが、我が家は子供がいるので、声を吹き込む方式は必ず子供に邪魔されるから他に選択肢が無かったのです。

 ただ、この作製方式は手間がかかります。テキスト→音声変換ソフトは優秀で、95%くらいはそのまま上手に変換してくれるのですが、数式はまるでダメです。なので、いちいち”わいいこーるえーえっくすぷらいむぷらすびー”みたいな感じでタイプする必要があります。一方、解説を変更したいときには、声を録音するのとは違って、部分的に修正が効くので、一度作ってしまえば、以降の修正は簡単です。

 まだ授業自体は4回目くらいまでしか進んでいませんが、ゴールデンウィークに頑張って講義動画は既に10回分つくってあるので、かなり今は余裕があります。おかげで論文の修正に集中できます。細切れだった時間をまとめられるという点で、オンライン授業はいいですね。

 話は変わるのですが、前にmajor revisionを食らった論文の修正をやってます。

maguro-taida.hatenablog.com追加実験は免れましたが、だいたい30%くらいは内容を変えないといけないなぁというコメントでした。毎日コツコツ2,3コメント分くらいずつ修正していってます。

 敵も去るもので、めんどくさいコメントが多く、かなり回答に集中力を要します。そうすると、一旦ゾーンみたいなのに入ると、邪魔されたくないじゃないですか。で、例年だと授業が邪魔になるんですよね。しかし、今年は授業を動画が全部やってくれるし、学生も現在入構禁止で、だれからも邪魔されないので、かなり捗っています。今年度始まったばかりですが、7月中には3報ほどアクセプト取れそうです。授業のある期間でこのペースは我ながら素晴らしい!もう教材は作ったので、来年以降もずっとオンラインにしてほしいです。