出版社は査読料払うべきじゃないかなぁ

 最近、論文をアクセプトまでもっていくのにさほど苦労しなくなって余裕が出てきたから思う事だと思うのですが、科学雑誌の出版社は査読料もしくは何らかの利益を査読者に渡すべきだと思うんですよ。

 どこの研究機関もお金が無いので、電子ジャーナルの購読料は悩みの種です。でもよく考えてみるとこれは変だと思うんですよ。論文は投稿者と査読者によってつくられているのであって、雑誌はその仲介をしているだけですよね。で、投稿者の研究データも、査読者の査読時間も研究機関がある意味負担している訳です。そうやってできた雑誌を読むために、さらに研究機関がお金を払わないといけないというのは変ですよね。

 エルゼビアの利益率はアップルとかグーグルよりも高いみたいだし、そろそろ無料で査読をやらせるというシステムは破綻するんじゃないかなというか、破綻してくれと思います。ただ、こんなこと研究者だったら一度は疑問に思う事なのに、問題化していないということは、おそらくこの問題は闇が深いんでしょうね。