学術的便秘の解消

 ドバーッ!と出たときの爽快感(汚い)。

 

 去年、短報で出した論文が査読者3人に袋叩きにあってしまい、ずっと修正を進めていました。元ネタが企業との共同研究で論文化のことは考えずにやっていた実験であったことと、取り扱ったことがほとんどないモノだったのに対し、編集者は上手にこの分野に精通している査読者を選んでくれたみたいで、彼らから見ると研究に対する背景の理解が不足しているように見えたようです。ま、実際不足していたんですが。

 

 それで、査読者の助言に従って色々と論文を読んでみると、自分の投稿した論文の新規性が見えなくなってしまっていました。それに加え、論文化を意識した実験ではなかったため、実験で査読者の指摘する論理の飛躍を埋めることができず、これを埋める論文を探すのに苦労していました。更には、この分野の英語表現も良く分からず、一日悩んでも1単語もかけない日が結構あり、気の重い正月を過ごしていました。

 

 とはいえ、なんだかんだで後3行くらい書けば、だいたい完成するところまではこぎつけていました。しかしマグロの悪い癖で、完成間際になるとやる気が急降下するんですよね。そんな訳で、2週間ほど放置状態になっていたのですが、今日の朝からずっとあれこれ考えたり、論文読んだりして、ようやく3行が埋まりました!

 

 いやもうほんとしんどかった。1日考えても1単語も進まないってのは本当にキツかった。主にいい論文が見つかったのが大きいのですが、それらがポンポンポンと論理の穴を埋めるピースになってくれて、ようやく文章が完成しました。ずっとでなかった〇んこがドバーっと出た爽快感に似た、すがすがしい気分です!今から外で昼ご飯を食べて、帰ってから仕上げます!