授業がややこしい

 まもなく授業が始まる訳ですが、コロナのせいで本当に手間がかかるようになったという話。

 基本的に授業は対面で行うことになっているのですが、遠隔を希望する学生が一人でもいれば、遠隔授業もやる必要があります。希望者が1名でてしまったため、去年の教材で遠隔をやる訳ですが、遠隔授業システムの設定がいろいろ必要だったり、期末試験をどうしたらいいか考える必要があったり結構大変です。

 5年前だったら、前日に授業内容を30分ほど復習して、教室に行って、出席取って、授業して、はい終わりだったのですが、今はもう本当に大変です。いまも去年の遠隔授業システムから今年のシステムに移行したり、受講者の名簿探してシステムに登録したり、遠隔授業希望者にシステムへの登録方法を教えたりで2時間近く潰しています。よやくいまから30分復習に入ります。授業の質に関する作業が、本質とは関係ない作業の1/4しか使っていないというのは何というか虚しいです。

 そして、一番虚しいのは、こういう遠隔授業を希望する学生ほど、途中で受講を辞める確率が高いことです...。

 遠隔授業と言えば、1年生にいきなりzoomやら遠隔授業システムを使えというのは無理なので、そのあたりも教えています。それで、たまに指定した場所に来ない学生がいる訳です。私が学生の時だったら、そういう場合はその学生が自分で手を尽くしてどうやったらいいのか調べまわるのですが、今は逆で、そういう学生がいたら教員が探し回って教えるという事態になってます。本当に世も末ですね。