准教授公募戦を振り返る その11

 自分のため、これから挑む人たちのために准教授公募戦を振り返ってみようと思います(久しぶり)。

 

 公募戦線を引いてから3年近く経過し、色々と採用について学内の人から聞くことが増えてきました。で、採用側として怖いのはどういう人を取っちゃうことかというと、

 

1.業績はあるけど実はボスからのテーマで研究しており、設備もボスのを使っているので、一人になるとテーマを思いつけない、設備を管理できない、新しい設備を入れる外部資金を取れない人

 

2.研究しかできなくて、校務のできない人

 

3.コミュニケーションを取れない人

 

だそうです。1は当たり前として、2,3については地方大学だと色々と雑務が多くて

「いろいろ校務が多くて研究なんてやってる場合じゃないよ」

というレベルです。なので、校務をテキパキできない、校務を断る、意思疎通ができない人は困るんですよね。で、マグロの場合は、論文が毎年継続的にコンスタントに出ているところと、前の職場で校務を毎年やっている所を評価して採ってくれたそうです。

 つまり、突出した成果ではなくて、コツコツ研究している事、雑用をちゃんと引き受けている事、そういった地道なところが大切みたいですね。