苦手な会議を苦手なままにするか

 今の仕事で一番苦手なのが会議です。例えば、「委員会でこういう事案について所属部署の意見を取りまとめてこい。」とかが苦手。事案の説明をしようにも委員会でオフィシャルな説明を出してくれないし、それなりに考えて所属部署の会議で説明しても、事案の背景まで聞かれると答えられない。答えるためにその事案の背景まで調べるモチベーションも起きないし。また所属部署のメンバーからの質問もいやらしくて、「この事案をやるとして、学生にこの事案のコース全体における位置づけをどうやって説明するの?」みたいな抽象的なことを聞いてくる。「おめぇはそもそも学生にイチイチ位置づけとか説明してんのかよ」と思うんだけど、まぁディフェンスみたいなもんでそういう逃げは許されないんですよね。

 こういう委員会で議論される内容って、基本的に規則とかの話が多くて、最終的にはその規則の解釈を、どうやって自分たちに有利なように解釈するか、そもそも自分たちに有利とはどういうことかみたいな、パズルを解いていくような話になるんですよね。これが苦痛で苦痛で。あと、周りはみんな頭いいんで、僕が背景とかよく考えないで適当に答えると「ハァ?」みたいな空気が流れるので黙りこくっちゃう。なんで最近はオンライン会議が多いこともあってひたすら片方のディスプレイにzoomの画面出しつつ、もう片方でyoutubeみながら黙ってることが多いです。

 ただ、今年度から入っている委員会の委員長がすごく物腰の柔らかないい人なんですが、ぼんやりした話をクリアにまとめるし、話の本質をずばっと見抜くし、議題の裏にある上層部の考えとその考えに沿った答えをとても上手に導くんですよね。とりあえず研究だけやっとけば、あとちょっと教育もやれば十分やろと思って、こういう委員会関係には全く力を入れていなかったんですが、すこしマジメに頑張ろうと思ってます。すこしね。