公募要領はよく読まないといけない

 某経産省系の組織の事業に採択されてるんですが、途中でステージゲート審査があって、この時点で企業と共同研究契約を結んでいないと次に進めない制度になってます。で、なかなか良い成果が出なくて秘密保持契約を結んでいる企業も共同研究契約に進むつもりなさそうだしどうしたらいいかなぁとずっと悩んでました。

 ところが、よくよく公募要領を読んでみると、ステージゲート審査をパスしたあとのフェーズの研究において、某経産省系の組織と企業は直接何の契約も結ばないことに気が付きました。つまり、研究機関と企業さえ共同研究契約を結んでいればOKということに気が付きました。これはとても大事なことです。某経産省系の組織と企業が何らかの契約を結ぶとなると、大抵の場合、社長決裁が必要になるのできわめてハードルが高いのです。

 さらに、ちょっとまぐろくんは頭が固いので、この事業の研究で成果が出たうえで共同研究をしないといけないと思い込んでいたんですが、別に成果が出てなくても共同研究さえしていればいいんですよね。そういう意味では実はすでにこの研究テーマ自体は民間企業と共同研究契約を結んでいるんですよね。正確にはこの研究テーマと別のテーマを包括した共同研究なんですが、そこまでは某組織は気にしないので問題なし。ということで多分ステージゲート通りそうです。

 この締結済みの民間企業との共同研究契約はまぐろくんの実力で結んだというよりも、いろんなご縁のおかげで結べたということもあって、いやホント自分はご縁に恵まれているなぁと思う出張帰りの新幹線の車内でした。来年もお金の心配をすることはなさそうです。あと、しなくてもいい心配をする羽目になるので公募要領はよく読まないとなと思いました。