保護者が学校に意見を言う前に、保護者間で議論する制度を作れないか

 保護者が学校に意見を言う前に、保護者間で議論する制度を作れないかなと思う。健全な学校運営のために。

 最近の学校の体制というのは大きくゆがんできていると思う。いわゆるモンスターペアレンツの意見と言うのは少数派に区分されると推測する。ところが、学校はどうしてもこの少数派の意見をもとに制度を改めざるを得ない。文科省教育委員会に垂れ込まれると学校側はどうしても悪者になってしまうから。すると、ごく一部の生徒のために多数派の生徒にとってメリットの無い制度が乱立することになる。

 ゆがんだ体制の下では、多数派の生徒が”相対的に”デメリットをこうむることになる。例えば、メンタルケアのためにカウンセラーを何人も雇う。そのためには支出が生じるのが、お金は有限なのでどこからか都合しないといけない。お金はまだ良い。ケアの必要な生徒のために教員が生徒をカウンセリングをすれば、その時間は例えば授業の準備のための時間を削る。これはケアの必要のない多数派の生徒にとってはデメリットになる。

 この体制を矯正するために、保護者が学校に意見を言う前に、保護者間で議論する制度を作るといいと思う。モンスターペアレンツもそこで自分がちょっと標準とは異なる考えをしていることに気が付くことができるし、多数派の保護者にとっても、一部の生徒に行き過ぎたケアがなされることを防ぐことで、より質の高い教育を子供に受けさせることができる。PTAでベルマークをあつめたり、早朝から横断歩道で旗を持つよりもよっぽど有意義な時間を過ごせると思うのだが。