研究の8割はぬか喜びでできている

 タイトルの通り。今日はもしかしたら”グラフェン”っていう面白い材料がひょんなことからできているかもしれないと思って、わざわざ外部機関まで出張して測ってきたのに、どうやら違うらしいということが分かった。前回の測定結果を受けての確認のための測定だったのだけれども、どうも勘違いのようだった。ここを起点に新しい研究が立ちあげられると思いながらウキウキして測定していたので、本当にがっかりした。

 

 とはいえ、研究なんて8割方そんなである。学生の頃と比較して進化したというか、汚れちまったなと思うのは、良い結果が出ても常に「まぁ、勘違いの可能性の方が高いよな。」と考える癖がついたこと。そんな訳で、比較的回復も早かった。そうそう面白そうなテーマなんて見つかるはずがない。だからこそ本当に面白いことが見つかった時には気分がいい。さぁ、次の実験行ってみよう。