科研費の申請書のフォーマットを作っている奴は何を考えているのか

 在外研究のためのお金を確保するために、科研費の申請書(国際共同研究強化(A))を書いている。先々週に共同研究先と打ち合わせをするまで研究の方針が決められなかったので、申請書の書きようがなく、先週の日曜日に帰国してから睡眠時間を削って缶詰め状態で書いている。

 昨日気が付いたのだが、今年申請書のフォーマットが変わったみたいで、どこをどう間違ったのか、その変更前のフォーマットで書いていたため、全部書き直しになった。まぁ、自分のミスではあるんだけれども、一つ文句を言いたい。

 なぜ申請書のページ数を7から11ページに増やすのかと。7ページでは申請書を適切に評価ができないという証拠があるわけでもないだろうに、気軽に分量を増やすのはやめていただきたい。書くほうも手間、読むほうも手間、メリット何も無し。科研費を書く人、読む人双方とも時給が安くないのだから、ページ数を増やすことにはもっと慎重になってほしい。10万人の時給2000円の研究者が10時間を申請書書くのに費やしたら20億円かかるんですよ?