お盆休みは試料とデータの整理

 研究室のお盆休みを今週いっぱいに設定しました。学生はともかく、テクニシャンにも休んでもらいました。理由はテクニシャンの実験速度に対してこちらのデータ整理が追いついていないから(笑)。

 そんな訳で、誰もいない研究室で一人データ整理と試料整理をやっています。小保方さんの一件で実験ノートの取り方が話題になって、山中教授が実験ノートの大切さを力説されているシーンをよく見るようになり、実験ノートの適当なマグロは己の未熟さを恥じたわけですが、テクニシャンに主に実験してもらっていると、どうしても実験の現場にいないので、やはりノートを取るのが難しいんですよね。

 今のテクニシャンへの実験指示の仕組みとしては、実験のレシピ、パワーポイントにブランクの図とグラフを入れたもの、エクセルにデータさえ入れればグラフができるようにまでセットしたファイルを渡して、レシピ通りに実験してもらい、そのデータをエクセルに入力してもらって得られたグラフと写真をパワポに貼り付けるところまでをテクニシャンにやってもらっています。一通りの実験が終わったところでそのデータをもらって、解析の必要なデータはこちらで解析し、パワポに考察を入れて印刷してノートに貼り付けて、その実験のセットは終わりとしています。

 この仕組みはそれなりに機能していると思うのですが、日々の忙しさにかまけて、考察や解析が後回しになってしまうんですよね。このお盆はそのたまったデータの整理をやっています。色々と発見があって面白いと思うと同時に、実験の目的を忘れていることがあって(もちろんレシピとかパワポに書いてあるんですが、時間がたちすぎるとか書いた自分が書いてあることを理解できなくなってしまう)、やっぱりマメにデータをもらって考察しないといけないなと思います。

 それと試料整理です。もう保管庫が崩壊寸前というところでようやくいらない試料の処分に入れました。試料って捨てるのが怖いんですよね。もしかしたらそのうち再観察しないといけないんじゃないかと思うとどうしても捨てられない。そういう訳にもいかないので、あれこれ考えて捨てる、捨てないの判断をするわけですが、これが結構消耗するんですよね。精神的に。

 とはいえ、なんだかんだできょうはかなり資料と試料を整理整頓できました。試料は保管庫の半分くらいは捨てたかな。3日くらい出なかった〇ンコがドバっと出た爽快感があります。明日は実験計画の見直しを進めようかな。