外部資金を取った人へのご褒美

 ウチは年俸制になっておりまして、業績に応じて給料が変わることになっております。制度設計的には、それほど業績に対する給与の変動は大きくないようですが。また、准教授クラス以上の研究業績を眺めてみると、相当な業績を上げている人は一握りなので、自分でもそれほど苦労せずに人並の評価はもらえそうだなという事で安堵しているところです。とはいえ、研究業績は波が出やすいので、油断はできないと思います。

 

 さて、やはり給料が業績で変わるのは気持ちが悪いので、強制されない限りは年俸制に移る教員が少なかったのですが、ほぼ強制のような規則が作られてしまって、多くの教員は渋々年俸制に移った形になっています。そんな年俸制ですが、唯一嬉しいのが、外部資金の間接経費の10%が給料にそのまま入ってくるという事です。若手Bだと間接経費は90万円程度なので、手元に9万円くらい入ってくることになります。

 

 これは非常にウレシイ。外部資金の有無に関わらず研究はしないといけないので、500万円くらいまでであれば、外部資金の獲得によって仕事が増えるというより、資金獲得の有無に関わらずやる予定だった研究をお金を気にせずに伸び伸びとできるので、メリットしかありません。その上、給料が増えるのだからこれは大歓迎です。

 

 なお、ウチの場合、外部資金を獲得したら即入金という訳ではなく、年度末に給料として振り込まれるそうです。基盤Bがあのくらいで、そろそろ結果が出そうなアレが当たったら間接経費はそのくらいだろうから、年度末の加算額は...。欲しいものリストを作らなければ。