来るものを迎えに行かない訓練

 私せっかちなんです。例えば、

・居室で待って書類仕事していればテクニシャンが報告しに部屋まで来てくれるのに、実験室まで行って結果を聞きに行く。

・そのうちメールで連絡が来るのに、外部資金が当たったかどうか結果発表の日にWebサイトをチェックしまくる。

・そのうち試乗車が家の近くの店舗に入荷するのに、在庫を持っている遠いところにあるバイク屋まで行って試乗する。

・意見収集している際、返答期限前なのに、他の人が返信して最後の一人になっていたら、その最後の一人に催促のメールを送る(まぁ、大抵の場合、この最後の一人は期日を過ぎる)。

・定期的に自動で受信メールを連絡してくれるのに、メールの受信ボタンをクリックするとか。

などなど。待つのが嫌なんですね。でも最近は意識的に迎えに行かない訓練をしています。もうこれが本当に苦痛。でも、そのおかげかどうかわかりませんが、結構大きい外部資金当たりました。2年で1000万。間接経費が100万で、年俸制と引き換えに間接経費の1割がもらえるようになったので、10万円おこづかい。ウヒヒ。

 話が脱線しました。近頃時間が不足してます。やりたい実験はたくさんあって、テクニシャンも増やせるけど、自分がテクニシャンの指示書を立案・作成する速度が律速になってしまって、これ以上手を広げられない。結果を論文にする時間も取れなくなるし。ドクターコースの学生でもいればもっと緩い指示でもやってくれるだろうけど、それはなかなか難しい(というか、現在の日本の状況で弱小研究室で博士課程に進みたいなんてちょっと普通じゃない気がします)。なので時間を捻出するためにも、来るものを迎えに行かない訓練が大事かなーと思ってます。まぁ、これをしたところで10%も時間は増えないと思うんですけどね。根本的には弱小から中間クラスの研究室になるようにして、博士課程の学生を取るしかないんだろうなぁ。